■ - とりあえず日記

是非大事な人と
この作品を共に体感してみて欲しい
マジおすすめ！
ハリウッドの娯楽大作もいいけど
いいよ
河童のクゥ

劇場版クレヨンしんちゃん
「モーレツ！オトナ帝国の逆襲」
「アッパレ！戦国大合戦」
の原恵一監督が
満を持して放った入魂の作品だけに
半ば期待して観たんやけど

今回は児童文学が原作

原監督が原作者に対しアニメ化のラブコールを送り
それが漸く劇場版としての公開が決まった矢先
原作者は完成を待たずにご逝去されてしまった

観る前の当初は
キャラクターデザインがもひとつ
しっくり来てなかったんやけど
動いて喋っているのを観ていると
冒頭から物語に没頭させられて
気にならなくなってしまった

江戸時代産まれの牧歌的で純粋な河童と
現代少年の交流を描きつつ
人間のエゴで蓄積されてしまった様々な問題を散りばめ
観ている自身もエゴの塊の側だったんだとふと気づき
複雑な気持ちになってしまう

しかし現代に蘇った河童は
一緒に暮らした人間家族達のエゴも受け入れ
授かった命に感謝する

後半は涙腺ゆるみっぱなし
　浄化されていく妹との仲
　淡い恋
　生き様がカッコイイおっさん
　コンビニでの対話
　すっかり俗っぽくなった先輩妖怪

そして
最後のクゥの台詞がよかったなぁ…

注意：
　映画冒頭と中ほどに作者の意図する必然的で
　ショッキングなシーンがあります

端役だけど
過去クレしん原監督作品でも出演された方々も
拝聴することができる
　羽佐間道夫(アッパレ殿様)
　納谷六朗(幼稚園園長)
　玄田哲章(アクション仮面)
　藤原啓治(しんのすけ父ちゃんヒロシ)etc