とりあえず日記

"普通二輪は小型二輪に限る" ドラえもんと同い歳 ジョウト地方コガネシティ在住

藤子Fふるさとギャラリー

富山県高岡市2月の午後
北陸新幹線を遠くに望み
店じまいの店舗が目立つ
大通りには日陰に雪解けした塊が残っている

高岡古城公園の外堀を左手にみて
学生たちとすれ違う

とある高校の玄関には
ここの卒業生が生んだ
国民的キャラクターの
大きなぬいぐるみが通りから伺え
疲れを癒してくれるようだ

高岡駅から20分程歩いただろうか
ようやく目的地の高岡市美術館に到着

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」
なるものが12月に誕生したのだ

特殊な自動ドアをくぐると
シルエットの案内板が眼に入る

2階へあがると
3月公開の新・日本誕生のチラシポスターと共に
記念撮影ごころを鼓舞する立体オブジェが出迎える

ギャラリーの入場料は大人1人500円
「他県からお越しですか?」
「大阪からです」
藤子・F・不二雄ふるさとポケットガイド
なるものを頂戴した
ドラえもんの原画をふんだんに使い
ポケット部分に穴が開いて
藤子F先生の自画像が覗くしかけ
 というより納戸理人を
 F先生にアレンジし直した感あり

贅沢な観光用冊子である
 https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/bunsou/dora/pokettogaido.html


チラシは職場の藤子ファンの方の分もと
2つお願いしたが
館内のパンフレットは入場者分だけとのこと


アニメのカラーリングが施された
 ♪どこでもドア〜
をくぐると
暗室内に
反射幻燈機(模型)で投影されたように
プロジェクターのプロモーション映像が流れている

藤子ファンには
オバQまんが道でお馴染みの幻燈機
逆さまになったイラストが垣間見える

この映像に初っぱなから
かなり魅入ってしまった

F先生の原画が動くのがなんとも言えず
ツボにはまる

静かなピアノのBGMも
F先生の人柄を表現していて
いい感じである

…「そうけ」
のび太でした
…ドンケツ
…心に残る作品をつくりたい
…ショックだった新宝島
…人生やりなおし機の材木置き場
…リサイタル会場と化した空地でオエー


川崎のミュージアムや全国巡回藤子F展と同様に
複製原画はコピーロボットの印


ペンネーム魚野矢穂
 ※魚の下部分"れっか"は"大"の字
で描かれた『妖怪島』
 ジャングルの描写は大魔境に
 「丸焼き?イヤ塩焼き!」など
  魔界大冒険を髣髴とさせるギャグもあったりして
 既にFネタの種があったんやねぇ
 14歳で114ページにもわたる作品
 しかも完結して
 続編予告まであったり

少太陽
 マンガ講座
 上から目線も微笑ましい

初連載
 天使の玉ちゃん

高岡市俯瞰図
 そういや自分が小さい頃住んでた
 町の俯瞰図見たことあるけど
 涙でちゃったもんな

F先生の遺品からみつかった
上京カバンも
ガラスケース越しに展示

手塚先生からのファンレター返事(複製)
 ちゃんと裏の宛名も再現されてる

ネタ帳(複製)
ミノルタカメラ
ベレー帽
連載ネーム(複製)

筆記用具
 カブラペン

■カラー原画コーナー
 側にはパーマンバッジをかたどった椅子が三つ
 
パーマン
オバQ
ウメ星デンカ
21エモン
キテレツ(生原稿)
チンプイ(生原稿)
有名人販売株式会社
エスパー魔美
 やっぱ生原稿いいなぁ
 ペンの先が割れて
 原稿をカリカリした筆圧まで残ってるもん

「無敵コンチュー丹」を例にとって
 雑誌初出掲載版、コロコロコミック
 単行本版、カラー電子書籍
 変遷のわかる展示は
 趣向が凝らされている

 改めて気づいたけど
 ドラえもんの青い部分の網掛けは
 雑誌印刷ではないんやね

で、このギャラリーならではの
 高岡ネタ
  堅い=高岡方言"こわい"
   こわい=堅いやったんやねぇ
   随分前のゴハンなので
   食べたらお腹壊すかもしれんから
   怖いんやと思ってた

  雪が積もる空地
   そういや、F先生のスキーの格好してる
   子供時代の写真もあったな
  
  木材置き場が描かれた
   人生やりなおし機は、
   複製だけど没稿も展示されてた
   
■大長編コーナー
ミュージアムに遅れて
ここでも大長編18本を3期に渡って公開するとのこと

 こちらのコーナーにも椅子があって
  空地の土管になってた

 1期はのび恐〜宇宙小戦争

のび恐の扉絵
 タッチから察するに
 これは増刊サンデー初出時のカラー生原稿ではなかったっけ?

 やっぱのび恐はいいな...

 ピー助の貼ったトーンがみえるベタ
 単行本の描き足しで切り貼りした生原稿

宇宙開拓使

大魔境
 うわっこれ
 コピーして同じコマ使いまわしてるよ
 ジャイアンのとこだけくり貫いてる

 当時、同じようなマルチーズ飼い出したから
 親近感沸いたんよな

鬼岩城
 タイトル勝ちやね 

魔界大冒険
 カラー扉がいい
 猫の美夜子さんもカワイイ


■Fミュージアムのアニメも放映されてるコーナー
 改めて観るとパー子の声
  がんばって張ってはるなぁ
 新日本誕生の予告とローテーションで流しっぱ

■川崎Fミュージアム案内コーナー
 告知CM
  外国人のおっさん2人
   「ひとつだけ手に入るなら欲しい道具」篇
   「数年後に再会して語尾がおかしい」篇
 英語版Fミュージアムチラシも


■高岡めいぶつ鋳物


 鋳物のカレンダーが掲示されてる柱の下に
 何やら落書きされてるので
 現物で確認してみてちょ

■ショップ
 "こわい"原画グッズ
 ミュージアムグッズ
  バッジあれこれ
  お菓子あれこれ
  連載初期版のずんぐりむっくりぬいぐるみ
   う〜ん残念、しっぽの先が赤いよ
   せっかくタグのイラストは青いしっぽなのに
   青い版つくったらどうかね?

 新日本誕生の前売り券を買うと
  特製シールがもらえる

 ワゴンにギャラリー限定ラスク
  どら焼きは完売
  火曜に再入荷らしい

■Fミュージアムガシャポン
 第1弾のガシャポン
  空地土管前のドラえもん
  お昼寝パーマン
  Q太郎&バケラッタ
  ピー助
  切り絵の象とオリーブを加えた鳩

■F大全集ライブラリー
 1冊ずつだけど充実してる

■その他
半券見せれば
 当日限りで再入場可能
 特に日付印字などはなさそう

ってな感じで

14:00−16:30頃まで
 充実した鑑賞のひとときでごわした


■特製消印
万葉線の待合室に
これまた高岡めいぶつ鋳物で出来た
ドラえもんポストが鎮座してたので
 スケッチしたハガキを出してみる
 後日届いてしっかり消印ついてたよ


 当初2016/2/29までの予定だったけど
 同じデザインで延長されたっぽい
 https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/kogata/index.php?mode=search&year=&keyword=%C6%A3%BB%D2&Submit=%B8%A1%BA%F7