スーパーマリオ64 その参

スーパーマリオ64裏方さんインタビュー寄せ集め
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1996/05/「スーパーマリオスタジアム」ON AIR
宮本茂インタビュー■
その日スーパーマリオ64
完成した

TV東京系列(関西ではTV大阪)
のゲーム番組
 スーパーマリオスタジアム
で番組構成作家でもある渡辺浩弐氏が
スーパーマリオ64
プロデューサ兼ディレクタである
任天堂宮本茂氏に
独占インタビューを実現している

以下のコメントは
スーパーマリオ64
いったいどんなゲームになったか?
という質問の
回答抜粋である

Answer(宮本茂氏)
『どんなゲームになったか?

 ん
 あのね

 今までになかったものをつくろう
 というテーマでやった訳ですよ
 うん
 これなら触ってみたい
 っていうものを
 つくりたくてやってたんでね

 そういう意味では
 あの結構
 引き出しの中に新しい箱庭ができるっていうのが
 テーマなんですけどね

 だから今度
 15ワールド入っているんですけども

 「オレはあの雪山も知ってるし
  あそこの草原のこと
  あそこの洞窟のこと
  ちょっと詳しいよ」
 ってしゃべれるもんができたんで
 「山の上にはペンギンが住んでてね」
 とか

 今度はクッパ
 1号、2号、3号
 と3回出てくるんですよね
 うん

 上は大学生以上大人まで
 それから下は小学生
 小学校1年生くらいまで
 パラパラと
 モニターとったんですよね
 で
 ちっちゃい子は
 やっぱりおおらかに受け取ってくれて
 (あの触ってる)

 最初のねスターを
 これ
 とってまわるゲームなんですけどね

 ちっちゃい子だと
 1個目のスターをとるのにねぇ
 1時間くらいかかったりするんですよ

 で
 モニター1時間終わって
 スター1個とって
 「どう?」
 ってきいたら
 「あ、オモシロイ
  またやりたい」
 って
 それで
 上の方になってくるとねぇ
 ちょっと変わってて
 「3日目ぐらいになると
  もう
  やめられなくなる」 と』

宮本茂氏から視聴者へのメッセージ
『遅くなりまして
 スイマセンでした(笑)

 やっと具合よくできましたんで
 え~
 新しいコントローラーを触るんで
 え~
 全く世界観が変わります

 で
 結構新しいものに備えて
 気持ちを引き締めてかかって下さい

 きっと
 1度ロクヨンのシステムになじむと
 これから何年か
 新しい遊びを遊び続けていける
 と思うんで
 ヨロシク
 
 ゴーインなPRですね(笑)』
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■1996/06/22「ゲーム王(KING)」O.A■
宮本茂氏(以下みやもっさん):
「やっとできました」
手塚卓志氏(以下手塚さん):
「シ~」(それは言っちゃイケないと 手を口にあてる)

Q.スーパーマリオ64について
宮本さんはプロデューサという
あれ(役、肩書き)でいいんですか?

みやもっさん:
えぇ
えっと一応今回は
ディレクタもやってるんですけども

Q.マリオの産みの親ですね?
みやもっさん:
そですね
産みの母ですね

Q.じゃ手塚さんが父ですか?
手塚さん:
そうなんすか?

みやもっさん:
そんなとこでしょうね

みやもっさんがコントローラを握って
スーパーマリオ64を紹介するという
贅沢な試みが展開される
みやもっさん:
これって
いっぱい宣伝することがあるんですよ

これまずマリオが動いてますよね

カメラ
ジュゲムというカメラマンが
うしろからマリオを撮影しているんですよね

この黄色いボタン
これがジュゲムをコントロールする
ボタンなんすけどもね

これをプッと押すと近寄るんです
するとこう...

これを使わないと
謎が解けないとことかも
あるんですよね
スリーディースティック...
サンディ(3D)スティックですね

これはね
たくさん倒すと
その方に走るでしょ

ちょっと倒すと
ゆっくり歩くんです

ほら
こういうところ行く...
(お城の玄関、橋の欄干の細い場所)

ほら
オイ落ちるなよ!
こういうとこ行くには、
ゆっくり歩かないと
落ちちゃうんです
あと
いろいろねぇ

3段跳びとかねぇ
幅跳びとかねぇ
バック宙も!

いろんなことできます

しゃがんだりねぇ
這って歩いたり...
人形のようにね
自分で箱庭の中を
走りまわらしたいですよね

(これでやっと自分の...)

ボク最近ねぇ
あの
子どもと一緒に
エッと
ハムスター飼ってるんですけどね

ハムスターみてると
こんなんですよね

ペットですよね
とりあえず今日は急ぐので
まず行けるコースへ行きましょう

ここが一番目のコースです

ほら絵の中に
(「ボムへいのせんじょう」へ)

クリボーは殴っても踏んでも倒せます
Bボタンで
左にずうっと...
落ちたらまた戻るだけ

これワンワンです

こっちへ戻ってきてください
こっちへ
この中で
いろんな
8枚のね赤いコインを探すとかねぇ

それからボスがいて
ボスを倒すとかねぇ

それから隠されてるポイントが
空の上にあってね
そこを羽のマリオになって
飛んでまわるとかね

いろんなことが...
これアイテムブロック
これ羽マリオになる
影のとこまで行ってジャンプしたら
ほらボウシがでる

ほらボウシとって
これで3段跳びしてください

1、2、3って...
(さむいさむいマウンテンで
  てっぺんから落下して雪に埋まる)
ほらまだ死なない

そこのリフト乗れます
リフトに乗ると上まで連れていってくれる
(マリオの視点)

Q.発想は?
みやもっさん:
思いつきってやつですからねぇ

ほんとにねぇところかまわずですねぇ

やっぱり基本的には
もう決めないと 「つくれない
間に合わない」
ってなって
やけくそで出てくる


手塚さん:

ここまで行ったら
ちょっとマズイ...


みやもっさん:
いつもねぇ
触ってるだけで楽しい...
テニスのゲームがあっても
ラケット振り回して
走ってて楽しかったらいいでしょ
それで?

だからちゃんとテニスをするヒトから
ラケット振り回して遊んでるヒトまで
全部遊んでもらうのが
こういう道具だと思うんですよ

だからマリオはいつもおおらかに

長い間潜ってると
苦しくなるんですけどね
これはね
水ん中なんで前に倒すと下へ...
手前で上向いて...
右回り...
左回り...
これでAボタン押すと...
下へ向けてこやると...

Q.苦労した所は?
みやもっさん:
苦労したところどこですか?
苦労したとこ?

手塚さん:
どうやってつくったらいいか...
基本的なところから

みやもっさん:
けどね
やっぱりね
初めてのヒトでも自由に操作ができて
それでマリオが
いろんな動きをするっていうのを
どうしようかと考えたコトありますよね

ボタンは2つだけにしようとかね

手塚さん:
みてて何でもないところに
苦労してるんですけど...
カメラをどうしようとか...

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◆山内社長独占インタビュー◆
『関西偉人館』
文字通り関西の有名企業の代表を取り上げ
深夜に放送されていた番組。
任天堂の社長である山内溥氏が
ゲーム業界について語っていた。

この時の山内さんの装いは
こげ茶色のスーツに揃いのネクタイ。
そしていつもの色のついた眼鏡。

その番組の最後で手塚卓志氏が
任天堂のクリーム色の開発ジャンバーを着用し
開発途中のスーパーマリオ64を携えて颯爽と登場。

インタビュアーがプレイするんやけど
もうメチャクチャ下手でみてられないといった感じ。
「わぁっと!...ダメだこりゃ」
でも結構楽しんでる。

しかしあまりの下手さに間がもたなくなってきて
しまいには山内さんに対して
「社長にもやってみていただきたいと思うんですが?」

「ボクはアカン、できない。そらぁダメです。」
とお断りした山内さん。う~ん。
実現していたらさぞかし貴重な映像になったであろうに...。

山内さんのコメントで番組は締めくくられる。
「完成した商品が発売されるでしょ。
 ユーザーがどう判断するか?
 それがボク大変関心が強くて...
 もしねユーザーに支持されなかったらね
 任天堂はダメなんですから。
 まさにマリオのゲームってのはね
 任天堂のね コレからのね
 前途を占うソフトですからね。」

以下動画サイトの解説文抜粋
※この映像は、大変に、ものすごく、腹立たしいほどに乱れています。
あまり集中して映像を見ないようにしたほうがいいと思います。