コロコロ創刊
1977年(昭和52年)
発売されている単行本を揃えきった頃
巷のウワサで
ドラえもんばかりが
100ページ以上も掲載された夢のような雑誌
が発売されているというのだ
コロコロコミック第3号
辞書よりも分厚いブロックのようなフォルム
以後、続刊の発売を心待ちにし
刊行されるたびに購入することになる
ドラえもんだけではなく
藤子不二雄の他の作品
バケルくん、みきおとミキオ
パーマン、オバケのQ太郎
藤子先生のアシスタント出身だった方々の筆による
ドラえもん百科
藤子先生ではあり得ない外しっぷりが
ギャグになってて面白かった
ドラえもんを投稿題材にした、藤子不二雄のまんが入門
何度も投稿したけど一度も採用されなかったっけ
藤子不二雄の伝記 ハム・サラダくん
これも下品なギャグ満載で面白かった
フジコフジオ日記
笑った山型の眼を
二つ重ねた描き方が
掲載当初インパクトが大きかったな
小学館コロコロコミックによる至れりつくせりの
ドラえもん&藤子不二雄作品矢継ぎ早攻勢で
当時小学生だった私は
まんまと藤子マンガにのめり込んで行くことになるのだ
一方で、
これが音も出て、
動くアニメになったらどんなにいいかと
嫌、自分の記憶では
確かドラえもんは
昔テレビで放送していたはずだ
かすかにテーマソングが耳に残っているのだ
「♪ハァ〜〜、ぼっくぅのドラえもんは、いいオットッコ〜」
困ったときにはドラ頼み、ハ頼んだよ、ハ任せたよ」
はぁやっしょうまかしょホイ来たさっさの!ドラえも〜ん〜!」
TV番組が終了するたびに、
次はドラえもんの再放送をしてくれないか?
と心待ちにするのだ
これこそ、知る人ぞ知るドラえもんの黒歴史と言われる
日本テレビ版ドラえもんである
アマダのコレクションカード第1集の絵柄も
この日本テレビ版ドラえもんを元にしていたようだ
http://smile3retro.blog129.fc2.com/blog-category-16.html
アマダのコレクションカード
どんなカードが出るか分らない
当たればアルバムやドラえもん百面相のシールがもらえるのだ
一袋20円(だったか?)
同じカードが出たり、
気に入らないキャラクターだったり、
子ども達のナケナシのお小遣いを駄菓子屋につぎ込ませる
ギャンブル要素満載のシステムである
そんなおり、クラスメイトのUくんが1000円で
箱ごと購入するのを目撃した
カードだけでなくアルバムも百面相シールも丸ごとである
衝撃だった
まさか全部を購入するといった
そんな手があったとは!
小遣いでコマメに買って、"当たった外れた"と
一喜一憂していた自分がバカらしくなり
それ以来、
駄菓子屋への足は遠のいていくのである