とりあえず日記

"普通二輪は小型二輪に限る" ドラえもんと同い歳 ジョウト地方コガネシティ在住

書きおろしドラえもん

1978年(昭和53年)
ドラえもんてんとう虫コミックスには
他の藤子作品として
コロコロにも掲載されていた
 バケルくん、みきおとミキオオバケのQ太郎
の他にも
 オバケのQ太郎(傑作選)、ウメ星デンカ21エモン
 キテレツ大百科パーマン
らが既刊コミックスとして紹介されていた



当時の私は
"えもん"つながりで21エモン
をチョイスした

 (所蔵品はカバー紛失)
ホッペの丸いマークがアイキャッチーなエモン
ドラえもんと同じように網掛けで縦線処理が施され
 オバQと同じ饅頭足のモンガー
芋ほりロボットゴンスケ
そして多種多様な宇宙人御一行様たち


ロボットや宇宙人が同居している21エモンの舞台は、
ドラえもんが誕生した未来の世界も
こんな楽しい感じなのかも...と想いを馳せていたものだ



何をおいてもドラえもんなアタマなのである


そしてアニメのドラえもんを観たい
そんな想いがほんの少し実現するのである
大判のグラフ雑誌を思わせる装丁
「コロコロデラックス1 ドラえもん 藤子不二雄の世界」
がそれだ



巻頭から8枚ほどのページを割いて
ドラえもんがカラーで掲載されている
それも藤子先生の原画ではなく
TVアニメのセルに描いたような絵柄と着色なのである

下は藤子先生の筆になる第6巻の表紙
ドラえもん (6) (てんとう虫コミックス)


 今思えば
 この作画が東京ムービージャングル黒べえっぽいコトからも
 後にスタートするシンエイ動画のスタッフが
 関わっていたのではないだろうか?
   東京ムービーシンエイ動画は当時親戚みたいなものという認識なので
 また、奥付には昭和53年11月25日初版第1刷発行とあり
 アニメ化が昭和54年4月から開始されるその半年前であることから、
 既にアニメ化の動きがあって
 そのプレお披露目の役目をこの特別号が担っていたのかもしれない


更には
方倉陽二先生や、しのだひでお先生による
ドラえもんの企画ページ
巻末には
特別書きおろし読み切りまんが
と「ドラえもん誕生」も掲載されていて
これまたドラえもんづくしな本だったのである


嬉しいことに綴じ込みフロクとして
当時刊行されていた
単行本ドラえもんの表紙の絵柄と、
背表紙の一番上に描かれているドラえもんの百面相が
シールになっており
持っていた単行本に貼っていったものである


中ほどには
"藤子不二雄の世界"と題して
年表と共に藤子先生の作品群が
これも全ページがカラーで掲載されていた


肉筆回覧誌の"少太陽"から当時の最新作まで
小学館発行でありながら、
他社も含めた作品が紹介され、
一部単行本の表紙画像がそのまま掲載されていたことは
特筆すべきであろう


「まだ知らない藤子マンガがこんなにあるなんて!」
「(小学館の学習雑誌に掲載されていた)バウバウ大臣や
 アニメのジャングル黒べえ藤子不二雄だったのか!?」
などと新しい発見もあったものだ


巻末対談
 http://www.fujiko-f-fujio.com/word/taidan1.html